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被爆者の思い伝える 盈進中高で小溝氏が講演 福山

 広島平和文化センター(広島市中区)の小溝泰義理事長(69)が2日、福山市千田町の盈進中高で講演した。中学生約120人が聞いた。

 小溝理事長は被爆者の遺品や写真などを示しながら「復讐(ふくしゅう)心を乗り越え、自分と同じ思いを他の誰にもさせてはならないと願う被爆者の思いは重要」と強調。「自分と異なる人を理解し、アイデアを出して共通の目標や価値を見いだすことが、平和を築くために必要だ」と呼び掛けた。

 この日は高校生とも交流した。センターと同校などは、核廃絶のための署名キャンペーンに取り組んでいる。

 中学3年の上原萌さん(15)は「今後も学びを深め、平和や原爆のことをいろいろな人に伝えたい」と話した。(福田彩乃)

(2017年2月3日朝刊掲載)

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