×

ニュース

核兵器禁止条約 署名運動を強化 原水協が活動計画

 日本原水協は5日、東京都内で全国理事会を開き、2017年度の活動計画を決めた。核兵器を禁止し、廃絶する条約の締結を各国に迫るため、国際署名運動に重点的に取り組む。

 地方組織の役員たち約100人が出席した。核兵器禁止条約を巡る多国間交渉が3月に国連で始まるのを見据え、禁止を求める世論を国内外で高めていく必要性を確認。日本被団協が提唱する「ヒバクシャ国際署名」を他の賛同団体と共に精力的に集め、交渉が本格化する6月中旬をめどに国連へ届ける方針を申し合わせた。

 安井正和事務局長は終了後に記者会見し、日本政府が条約の交渉開始に反対したことに触れ「核兵器の全面禁止の先頭に立つよう変えていくことも重要だ」と強調。政府への要請行動に力を入れる方針も示した。

(2017年2月6日朝刊掲載)

年別アーカイブ