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愛宕山 野球場進捗8割 米軍施設工事 スタンドにひさし 岩国

 在日米軍再編で岩国市の米海兵隊岩国基地へ米海軍厚木基地(神奈川県)から米空母艦載機が移転する計画に伴い、中国四国防衛局が米軍の運動施設として同市愛宕山地区に建設中の野球場が報道陣に公開された。工事の進捗(しんちょく)率は8割で、3月末に完成する予定だ。

 野球場は両翼100メートル、センター122メートル。約8千人収容の観客席を備え、米軍と市民が共同利用できる。中国四国防衛局によると現在、正面スタンドにひさしを設ける工事が進んでおり、今後は内装工事や内野グラウンドへの土砂搬入などを進める。

 5日に同市を訪れ、現場近くのいわくに消防防災センター屋上から野球場を視察した菅義偉官房長官は「皆さんに喜ばれる施設になるよう対応する」と述べた。

 愛宕山地区の米軍施設は米軍家族住宅エリア(約28ヘクタール)と、野球場や陸上競技場などの運動施設エリア(約16ヘクタール)で構成され、野球場が最も早い完成となる。(野田華奈子)

(2017年2月7日朝刊掲載)

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