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島根2号機ダクト腐食 来月上旬に中電報告書

 中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町)の中央制御室の空調換気ダクトで腐食による穴や亀裂が相次いで見つかった問題で、中電は6日、調査結果をまとめた報告書を3月上旬に原子力規制委員会へ提出する方針を明らかにした。

 同市役所で開かれた市安全対策協議会(安対協、43人)で中電島根原子力本部の古林行雄本部長は、穴ができた原因や再発防止策を検討した上で「3月上旬に報告書を取りまとめたい」と述べた。

 中電側は、昨年7月に規制委へ申請した1号機の廃止措置計画については「順調にいけば、そう遠くない時期に認可が下りるのではないか」との見通しを示した。

 安対協会長の松浦正敬市長は「規制委の厳格な審査に的確に対応し、安全性の向上に対して不断の取り組みを」と求めた。(西村萌)

(2017年2月7日朝刊掲載)

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