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　非政府組織（ＮＧＯ）のピースボート（東京）は、４月１２日～７月２５日に大型客船で２２カ国を巡り、原爆被害の実態を伝える被爆者たちを募っている。米ニューヨークで３月と６～７月にある「核兵器禁止条約」制定交渉への参加を各国で働き掛ける。

　横浜港発着で、欧州や北中米などに寄港。交渉開始を定めた国連決議に反対した核兵器保有国の米ロや、棄権したフィンランドなどで、核兵器を禁止し廃絶する条約の締結を各国に迫る「ヒバクシャ国際署名」をアピールし、賛同を募る。

　被爆者は５人程度を募集。被爆２世・継承者と、発信に携わる市民（出発時３０歳以下）をそれぞれ若干名募る。いずれも、寄港先での食費や諸経費などに計３０万円程度が必要。募集の締め切りは今月２０日（必着）。申込用紙の請求や問い合わせはピースボートＴｅｌ０３（３３６３）７５６１＝平日のみ。

（２０１７年２月８日朝刊掲載）