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折り鶴再生紙 もっと多彩に 外山さん個展 短冊や包み紙紹介 広島市中区

 名刺やはがきに使われている折り鶴再生紙の新たな使い方を提案する作品展が9日、広島市中区大手町のギャラリーてんぐスクエアで始まる。14日まで。無料。

 「輪花(りんか)」の名前で創作活動している外山さゆりさん(47)=中区=の個展。平和記念公園(中区)の原爆の子の像にささげられた千羽鶴をもとに、紙器製造のトモエ(安佐南区)であつらえた再生紙を使っている。

 表面に折り紙の青や緑が入り交じる再生紙を短冊にし、ツバキやバラを描いた作品を展示。会場には生花を飾り、包み紙としての使い方も紹介する。

 外山さんは「用途が多彩になって手に取る人が増えれば、折り鶴にこもる祈りもさらに広まる」と意気込んでいる。午前10時半~午後6時(初日は午後1時から)。(奥田美奈子)

(2017年2月8日朝刊掲載)

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