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「都心活性化プラン」連携確認 広島県・市トップ会談

 広島県の湯崎英彦知事と広島市の松井一実市長は8日、市役所で定例のトップ会談を開いた。来月末までに県市でまとめる「都心活性化プラン」に沿い、市中心部のまちづくり推進へ官民の連携を強める方針を確認した。

 プランは被爆100年の2045年を見据え、有識者の意見を踏まえて作成。JR広島駅(南区)の周辺と、中区の紙屋町・八丁堀地区を中心にした楕円(だえん)形エリアのにぎわい創出へ、県市が取り組む具体策を盛り込んでいる。

 会談で松井市長は、民間主導でまちづくりを進める手法に触れて「プランの施策を着実に実行し、楕円の都市づくりを加速させたい」と強調。湯崎知事は「経済界などとも一緒に進められる体制の構築が必要だ」と応じた。

 県市で被爆75年の20年の誘致を目指す「全国都市緑化フェア」についても意見交換した。会談終了後、松井市長は記者団に対し、メイン会場として中区の旧市民球場跡地や中央公園自由・芝生広場を想定していると明かした。(和多正憲)

(2017年2月9日朝刊掲載)

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