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島根原発30キロ圏 中電とあす協定 安来・雲南・出雲市

 中国電力島根原発(松江市鹿島町)30キロ圏の安来、雲南、出雲市と中電が10日、安来市で原子力安全協定を締結することが決まった。出雲市が既に結んでいる協定は3市での締結に替わる。

 当日は、3市長と中電の清水希茂社長が協定書に調印する。周辺自治体として締結済みの鳥取県、米子、境港市の協定とほぼ同じ内容となる。

 「計画等の報告」「現地確認」の条項について、これまで出雲市ができる対応はそれぞれ報告、現地確認にとどまっていた。今回の協定では、3市は意見表明でき、中電は誠意を持って対応することを盛り込む。

 島根県の溝口善兵衛知事は「住民の安全確保へ、協定の適切な運用が図られるよう期待する」とコメントした。

(2017年2月9日朝刊掲載)

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