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建国記念の日 式典や集会 山口県内各地

 建国記念の日の11日、山口県内で式典や憲法改正に反対する市民団体の集会があった。

 岩国市のJA岩国市ホールでは、地元経済関係者や県議、市議、戦没者遺族たちでつくる市建国記念の日奉賛会が祝賀式典を開いた。

 県議の橋本尚理会長が「日本の歴史と伝統、文化を財産として、次世代に引き継ぐことを誓い合おう」と呼び掛けた。福田良彦市長は「子どもたちの心の豊かさを育む施策に取り組んでいる。国や郷土を愛する気持ちで、市の発展に力を尽くす」と述べた。

 山口市の県教育会館では「思想と信教の自由を守る県民集会」があった。愛媛大の井口秀作教授(憲法学)が講演。国会で改憲勢力が3分の2超となり、「『賛否は投票で問えばいい』の論理で発議が押し切られる可能性がある」と指摘。「本当に改憲をするべきなのか国民は見定める必要がある」と話した。

 「立憲主義を守り、憲法を輝かせるための行動を粘り強く続けよう」との集会宣言を採択。市中心部をデモ行進した。(折口慎一郎、馬上稔子)

(2017年2月12日朝刊掲載)

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