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広島復興 南スーダンで役立て 政府関係者ら中区で研修

 内戦が続く南スーダンの政府関係者たち25人を招いた研修が13日、広島市中区で始まった。国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所が企画。17日まで滞在し、被爆後の復興の歩みや平和構築について学ぶ。

 参加者は外務省や教育省、地方自治体に勤める24~43歳の職員たち。初日は、インフラや学校の整備の遅れなど直面する課題をそれぞれ発表した。

 今後は広島の復興をテーマにした講義を聴くなどして課題解決のヒントを探る。保健省のボル・マウィエン・デン・アテンさん(35)は「復興の過程で国や地方行政がどう動いたのか学びたい」と語った。

 南スーダンは2011年にスーダンから分離独立。現在も内戦による不安定な情勢が続く。研修は昨年に続き2回目。(長久豪佑)

(2017年2月14日朝刊掲載)

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