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高校生や学生らで模擬核軍縮会議 広島県19日開催 参加募る

 広島県は19日午後1~5時、核軍縮会議を模擬体験するセミナーを広島市中区中島町の原爆資料館東館地下1階で開く。高校生や大学生、留学生たちが核兵器保有国や非保有国などの立場に分かれて意見を出し合い、核軍縮を前進させる方法を議論する。専門家の講演もある。参加者を募集している。無料。

 大阪女学院大の黒沢満教授(軍縮国際法)たちが、まず議論の基礎になる知識や国際情勢などを解説。模擬会議では、核兵器禁止条約締結の多国間交渉を念頭に、核保有国▽非保有国で核兵器に依存する国▽非保有国で核兵器に依存しない国▽被爆国の日本―の4グループに分かれる。各立場で議論し、合意文書の採択を目指す。専門家もグループに加わり、助言する。

 事前申し込みが必要。募集は県内の高校生、大学生、大学院生が計50人程度、県内の高校や大学に在籍し、日本語が話せる留学生が計10人程度。県平和推進プロジェクト・チームTel082(513)2368。

(2017年2月15日朝刊掲載)

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