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核廃絶へ指導力期待 オバマ氏に近く書簡  平和市長会議

■記者 森田裕美

 平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)は米国のオバマ次期大統領に近く書簡を送り、核兵器廃絶に向けたリーダーシップへの期待を伝える。秋葉市長が18日の記者会見で明らかにした。

 秋葉市長はベルギー・イーペル市で10日にあった2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)キャンペーン協会の運営委員会と役員会に出席した。平和市長会議が昨年11月に設立した組織で、その場でオバマ氏に書簡を送ることを決定。出席した13都市の代表が書簡用紙に署名したという。

 広島市も独自にオバマ氏に被爆地への招請文書を送る。秋葉市長は「オバマ氏への期待は欧州でも高かった。ぜひ広島で被爆者に会い、被爆の実情を理解してほしい」と述べた。

(2008年11月19日朝刊掲載)

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