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宍道断層の長さ さらなる検討を 中電に規制委

 原子力規制委員会は17日、中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働の前提となる審査会合を開いた。中電は長さ25キロと評価する宍道断層について、地質などのデータを示して東端の妥当性を説明。規制委はさらなる検討を求め、結論は出なかった。

 同断層は原発の南約2・5キロにある。中電の担当者は地質や文献など新たなデータを基に東端と位置付ける根拠を説明。規制委側は「周辺も含め、いろいろな観点で調べてほしい」などと指摘し、次回も議論を続けることを決めた。

 同断層を巡っては、政府の地震調査委員会が長さを確定できなかったのを受け、いったんは25キロで了承していた規制委が昨年11月、改めて東端の根拠を説明するよう求めていた。

(2017年2月18日朝刊掲載)

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