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「ヒロシマ・モナムール」写真展 主演女優 50年ぶり広島へ

■記者 守田靖

 戦後復興期の広島で撮影された日仏合作映画「ヒロシマ・モナムール(邦題『二十四時間の情事』)」の主演女優エマニュエル・リバさん=フランス在住=が12月初旬、ロケ以来50年ぶりに広島市を訪れることが決まった。自身が当時撮影した写真の展覧会場を訪れ、トークショーなどで市民と交流する。

 写真展は25日から12月7日まで、広島県立美術館講堂、ギャラリーG、クリックファーム・ギャラリー(いずれも広島市中区)で開催。子どもたちの川遊びや復興途上の街並みなど、ロケの合間に撮影した写真約50枚のほか、撮影に使ったカメラ、日本で入手した着物を展示する。

 リバさんは12月4日に広島入り。体調をみながら展覧会場でのトークショーや歓迎会に臨む。5日、「モナムール」を22日から上映中の中区の映画館「シネツイン本通り」で舞台あいさつ。7日まで滞在する。

 広島訪問は1958年9月のロケ以来。今年初めにフランスで写真を確認した多摩美術大の港千尋教授や市民有志が招いた。80歳を超え体調にやや不安もあるが、「お世話になった広島のみなさんにぜひ会いたい」と話しているという。サポーター会議Tel082(545)7611。

(2008年11月20日朝刊掲載)

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