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笑顔集い150人分 平和への第一歩 中区で写真展

 廿日市市の主婦崎田えみ子さん(46)が8月4、5の両日、広島市中区の基町クレドで、友人のカメラマン2人と撮影した約150人分の笑顔の写真を飾る。「多くの笑顔が集まることが平和への第一歩」と、原爆の日を前に企画した。(有岡英俊)

 「ハッピースマイル写真展」と題した。手をつなぐ老夫婦、海辺でほほ笑み合う親子など約200点を展示する。ブログなどでモデルを募り、昨年5月から佐伯区の広島市植物公園や南区の海岸などで撮影してきた。

 30日には中区のインテリアショップで、15回目の撮影会を開催。女性経営者たち12人がモデルを務めた。中区で鍼灸(しんきゅう)院を経営する野津京子さん(34)は「平和だからこそ仕事を頑張れるし、仲間もできる。気負わず発信できてうれしい」と話す。

 展示会場には、市民から届いた約千羽の折り鶴でハートをかたどった貼り絵(縦1・1メートル、横1・6メートル)も飾る。色画用紙に平和へのメッセージを書いてもらうコーナーを設置。貼り絵は5日の展示会終了後、メッセージと一緒に原爆の子の像にささげる。

 崎田さんは「笑顔は平和と幸せの証し。多くの笑顔に囲まれて、平和の大切さを再認識してほしい」と話す。会場は中区基町のパセーラ9階のカルチャートプレイス。無料。崎田さんTel090(7138)0784。

(2012年7月31日朝刊掲載)

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