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被爆翌年の「未完成」公演 引き続き情報募る 広島市中区のNPO法人

 被爆の翌年に広島であったというシューベルトの交響曲「未完成」の公演について調べているNPO法人「音楽は平和を運ぶ」(広島市中区)が3日、市役所で記者会見し、引き続きの情報提供を呼び掛けた。

 同法人の松尾康二理事長(79)=カルビー相談役=が、旧制広島高等学校の講堂(現南区)で1946年2月に聴いたと記憶する公演。先月中旬から新聞広告などで全国に情報を募った。これまでに計14件、関連の情報や調査協力の申し出が寄せられた。

 「情報はまだ断片的だが、公演があったこと自体は間違いないという手応えを得た」と松尾理事長。広島の復興史をたどるべく調査を続けるという。同法人Tel082(247)8604。

(2017年3月4日朝刊掲載)

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