「被爆建物巡り追体験を」 広島市中区で講演会 保存・活用策探る
17年3月6日
旧陸軍被服支廠(ししょう)(広島市南区)などの被爆建物の保存や活用策を考える講演会が4日、中区の原爆資料館であり、約60人が参加した。
広島大の杉本俊多名誉教授(建築史学)は「被爆建物を巡って当時を追体験してもらう仕掛けが必要」と説明し、遺跡などを生かしたローマやエルサレムの都市づくりを紹介。被爆建物をポイントにしたルートを設定するアイデアを披露し、「広島は世界の平和を考える場としての『聖地』になり得る」と強調した。
市民団体「旧被服支廠の保全を願う懇談会」の主催。府中町の宮野聖子さん(82)は「聖地は良いアイデア。広島をより世界に発信できる」と話していた。(新谷枝里子)
(2017年3月5日朝刊掲載)
広島大の杉本俊多名誉教授(建築史学)は「被爆建物を巡って当時を追体験してもらう仕掛けが必要」と説明し、遺跡などを生かしたローマやエルサレムの都市づくりを紹介。被爆建物をポイントにしたルートを設定するアイデアを披露し、「広島は世界の平和を考える場としての『聖地』になり得る」と強調した。
市民団体「旧被服支廠の保全を願う懇談会」の主催。府中町の宮野聖子さん(82)は「聖地は良いアイデア。広島をより世界に発信できる」と話していた。(新谷枝里子)
(2017年3月5日朝刊掲載)