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黒い雨など課題を探る 中区でシンポ

 在外被爆者や「黒い雨」など原爆研究の残された課題をテーマにしたシンポジウムが5日午後3時から、広島市中区袋町の市まちづくり市民交流プラザで開かれる。広島大平和科学研究センター(平和科研)の主催。

 元広島市長の平岡敬氏は新聞記者時代から取り組んできた韓国人被爆者問題について話す。韓国外国語大(ソウル)日本研究所の許光茂招聘(しょうへい)研究員も在韓被爆者問題について報告。「黒い雨」を研究する広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)の大滝慈教授は、被爆者のがんによる死亡危険度が直爆の放射線量だけでは説明できないとのデータ解析結果について説明する。

 各30分の発表と質疑応答に続き、3人が議論を深める。参加無料。平和科研Tel082(542)6975。

(2012年8月1日朝刊掲載)

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