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震災の記録 克明に 広島市中区であす・12日「臨時カフェ」 新聞記事など展示

 市民団体の共同事務所運営などを手掛ける「HEART to HEART(ハート・トゥ・ハート)」は11、12の両日、広島市中区大手町の事務所で、東日本大震災を記録した新聞記事や本を自由に読める「臨時カフェ」を開く。震災から6年の節目に、今できる被災地支援を考えるきっかけにしてほしいと企画した。

 約50平方メートルの事務所の一角に、2011年3月11日の震災発生後にスタッフが保管してきた中国新聞と全国紙4紙の関連記事を大量に並べる。

 本は10冊を用意。福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪江町から中国地方などに避難してきた人たちへのインタビューや、被災した女性や性的少数者(LGBT)への支援実例集などがある。

 竹内瞳事務局長は「6年前を思い出し、被災地の現状への関心を高めてもらいたい」と話している。

 正午~午後5時。入場無料。希望者にはコーヒーや紅茶(代金はカンパ制)を提供する。事務所Tel082(299)5182。(久保友美恵)

(2017年3月10日朝刊掲載)

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