核廃絶の祈り 灯に託す 広島の平和公園でつどい
12年8月2日
市民がろうそくに火をともし、核兵器廃絶を願う「ヒロシマ平和の灯(ともしび)のつどい」が31日夜、広島市中区の平和記念公園であった。
午後7時半、旧ソ連の核実験場があったカザフスタンのセメイ(旧セミパラチンスク)からの留学生が公園内の「平和の灯」から採火。集まった約150人全員に火を分け合った後、黙とうした。
続いて、セメイ出身の歌手ローザ・リムバエワさんが、核実験反対への思いを込めた歌「ザマナイ」を披露した。参加者はろうそくを手に、歌に合わせて公園内を静かに巡った。
市女性団体連絡会議が主催し、14回目。両親を原爆で亡くし、自らも被爆した花咲偉子さん(81)=中区=は「核兵器は悲しみしか生まない。全ての人が幸せな世界であってほしい」と願っていた。(長久豪佑)
(2012年8月1日朝刊掲載)
午後7時半、旧ソ連の核実験場があったカザフスタンのセメイ(旧セミパラチンスク)からの留学生が公園内の「平和の灯」から採火。集まった約150人全員に火を分け合った後、黙とうした。
続いて、セメイ出身の歌手ローザ・リムバエワさんが、核実験反対への思いを込めた歌「ザマナイ」を披露した。参加者はろうそくを手に、歌に合わせて公園内を静かに巡った。
市女性団体連絡会議が主催し、14回目。両親を原爆で亡くし、自らも被爆した花咲偉子さん(81)=中区=は「核兵器は悲しみしか生まない。全ての人が幸せな世界であってほしい」と願っていた。(長久豪佑)
(2012年8月1日朝刊掲載)