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広島・長崎の惨状知って 山口で原爆展 きょう・あす証言も

 広島、長崎の被爆の惨状を伝える原爆展が18日、山口市道場門前の市民活動支援センター「さぽらんて」で始まった。20日まで。無料。

 広島市中区の原爆資料館から借りたポスター34枚を展示する。焼け野原となった広島、長崎のパノラマ写真や熱線で着物の模様が背中に焼き付いた女性の写真などが並ぶ。県原爆被爆者支援センターゆだ苑(山口市)から借りた、被害を収めたアルバムや漫画「はだしのゲン」は手に取って見られる。

 山口市の被爆者72人でつくる市原爆被害者の会が主催した。広島市内で被爆した叔父を捜すため母と入市被爆した田中敏彦会長(74)=山口市朝田=は「事実を風化させてはいけない。資料を見て平和について考えてほしい」と呼び掛ける。

 19、20日は午後1時半から、市在住の被爆者が自らの体験を語る。(佐藤正明)

(2017年3月19日朝刊掲載)

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