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核兵器禁止条約 締結訴え 首都圏の被爆者、署名活動

 国連で27日に始まる「核兵器禁止条約」の制定交渉会議を成功させようと、首都圏在住の被爆者たちが22日、核兵器を禁止し、廃絶する条約の締結を全ての国に迫る「ヒバクシャ国際署名」を、東京都渋谷区の渋谷駅前で集めた。

 署名を支援する市民団体などでつくるヒバクシャ国際署名連絡会の呼び掛けで、東京や埼玉など5都県から77人が参加した。署名を提唱した日本被団協の木戸季市事務局次長は、マイクを握り「核兵器が使われない唯一の保証は地上からなくすこと。人類を守らないといけない」と訴えた。観光客や買い物客に協力を求め、約1時間で251人分を集めた。

 連絡会はこの日、昨年4月に集め始めた署名が21日時点で172万4266人分に達したと発表した。署名は2020年まで続け、毎年秋の国連総会に届ける。(田中美千子)

(2017年3月23日朝刊掲載)

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