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原水禁の全国行進終着 平和公園

 核兵器廃絶を訴えながら全国を歩く原水禁国民会議の「非核・平和行進」が3日、ゴールの広島市中区の平和記念公園に到着した。

 県原水禁は7月下旬から県内3コースを行進。この日は、そのうち1コースを連合と核禁会議が引き継いで歩き、平和記念公園で合流した。

 ゴール後、3団体の計約300人を前に、連合広島の伊丹幸男会長が「恒久平和への思いを国内外に発信しよう」とあいさつ。全員で原爆慰霊碑に黙とうした。

 福山市職労から参加した住吉瑠美さん(26)は「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマを繰り返さない、という地元の願いを全国に訴えたい」と話した。

 原水禁国民会議は4日、連合、核禁会議と広島大会の開会行事として「核兵器廃絶2012平和ヒロシマ大会」を中区で開く。ただ、原発を推進する核禁会議との関係で「脱原発」を強調できないため、ことしは同大会とは別に単独で脱原発を確認する集会を開く。(加納亜弥)

(2012年8月4日朝刊掲載)

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