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　在日米大使館は３日、ジョン・ルース駐日大使が６日の広島市の平和記念式典に出席すると発表した。同じ核保有大国のロシアも、代表者を出席させる意向を示した。

　米国大使の出席は２０１０年に続き、今年が２度目。昨年は臨時特別大使が参列した。日米関係筋によると、ルース大使は９日の長崎市の平和祈念式典にも出席する方向で調整しており、実現すれば初の出席となる。

　ルース大使は「米国政府を代表して再び平和記念式典に出席することを光栄に思う。出席に際し、松井一実市長と広島市民に深い敬意を表したい」との談話を発表した。

　一方、在日ロシア大使館は３日、取材に対し「大使は日程が合わず出席できないが、代理が参加する予定で調整している」と述べた。核兵器保有五大国では、英国とフランスの大使が既に出席を表明。中国は市へ欠席を伝えた。（田中美千子）

（２０１２年８月４日朝刊掲載）