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国交副大臣「南伸」に意欲 岩国南バイパス 藤生町―長野 中国整備局がルート検討へ

 末松信介国土交通副大臣は26日夜、岩国市内であった会合に出席し、同市の岩国南バイパス南伸の概略ルートと構造の検討作業に近く着手する方針を明らかにした。

 末松副大臣は同日、中国地方整備局長たちと市内を回り、国道188号の交通状況などを視察。その後、来賓として出席した会合のあいさつで「188号は平日に渋滞するのがよく分かった。(岩国南バイパスを)南伸させたい」と明言した。

 整備局や県でつくる県道路交通渋滞対策部会は15日、188号の藤生町―長野間(約7キロ)を対策区間に決定した。末松副大臣はこの区間の車をバイパスで迂回(うかい)させるのが「正しい解決策」とし、早期に整備局が小委員会を開いて検討していく考えを示した。

 岩国南バイパスの南伸は、米空母艦載機の岩国移転に絡む地域振興策として、市が国に要望していた。(松本恭治)

(2017年3月28日朝刊掲載)

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