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　最新鋭の潜水艦せきりゅう（２９５０トン）が２８日、呉市昭和町の海上自衛隊呉基地に初めて入港した。海上自衛官や自衛隊出身者たち約３２０人が見守り、歓迎した。

　せきりゅうは１３日に就役した。全長８４メートル、幅９・１メートル。乗員は約６５人で、魚雷防御システムが新たに装備された。建造費は約５６０億円。せきりゅうを含む１０隻の潜水艦が呉基地を母港としている。

　桟橋であった歓迎式典で、池太郎呉地方総監は「艦の伝統は初代乗組員によって礎が築かれる。一日も早く立派な第一線の戦力となるよう訓練に励んでください」と述べた。

　渡辺正裕艦長（４５）は「母港に入港し、ほっとしている。練度を上げ、わが国の安全保障に貢献したい」と気を引き締めていた。（浜村満大）

（２０１７年３月２９日朝刊掲載）