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広経大生と折り鶴交流 アフガンサッカー女子U-18代表

 広島市を訪れているアフガニスタンの18歳以下(U-18)のサッカー女子代表チームが29日、安佐南区の広島経済大で女子サッカー部と交流した。折り鶴を使ったブレスレットを作り、平和への思いを共有した。

 アフガンの12人が同大サッカー場にある会議室を訪れ、部員8人と対面した。「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんについて、絵本と紙芝居で説明を聞いた後、ブレスレット作りに取り組んだ。

 折り鶴は像にささげられた千羽鶴を同大が譲り受けて再利用した。選手たちは折り鶴を赤や黄、ピンクなどのビーズと糸に通して完成させ、ディーバ・シディキ選手(17)は「折り鶴に込められた願いを感じた。皆さんの笑顔も土産にしたい」と感謝していた。

 一行は国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所の招きで来日し、4月3日まで滞在。2日には西区のコカ・ウエスト広島スタジアムである「広島ピースサッカーフェスティバル」(中国新聞社特別協力)に参加する。(山本祐司)

(2017年3月31日セレクト掲載)

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