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岩国南バイパス ルート調査検討 中国地方整備局

 中国地方整備局は31日、岩国市の岩国南バイパス南伸の事業化に向け、2017年度からルートの概略と構造の検討に入ると発表した。米空母艦載機の岩国基地への移転計画を巡り、同市が地域振興策の一つとして国へ要望していた。

 事業化の調査対象は、ことし3月に渋滞対策区間に指定された国道188号の同市藤生町―長野間(約7キロ)。同バイパス(同市山手町―藤生町、4・9キロ)の南側終点につなぐかたちで、南伸ルートや構造を調査。17年度から同整備局である有識者委員会で審議した上、国が事業化を判断する。

 同バイパス南伸を巡っては、艦載機移転計画に伴う地域振興策として、山口県の村岡嗣政知事や同市の福田良彦市長が3月28日に上京し、安倍晋三首相たちに要望書を手渡した。村岡知事は「実現に向けて大きく前進するものであり、早期事業化を期待している」とのコメントを発表した。

(2017年4月1日朝刊掲載)

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