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懸命 アフガン選手に拍手 サッカー女子代表 アンジュと親善試合 広島市西区

 広島市を訪問しているアフガニスタンの18歳以下(U―18)のサッカー女子代表チームが2日、広島市西区のコカ・ウエスト広島スタジアムで、アンジュヴィオレ広島U―18と親善試合をした。広島ピースサッカーフェスティバル(中国新聞社特別協力)の一環。

 同国では長年の紛争や女性差別の影響で、女性がスポーツをするのは容易ではないという。試合は終始攻め込まれる展開。0―11で敗れたものの、ボールに食らい付く懸命のプレーに観客席から大きな拍手が湧いた。

 選手とコーチたち計15人は国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所の招きで3月24日から広島を訪れており、3日に帰国する。出場したマラライ・サイーディさん(18)は「団結の強さをアンジュに教えてもらった。将来はサッカーを通じ、母国の平和に貢献したい」と笑顔だった。(新谷枝里子)

(2017年4月3日朝刊掲載)

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