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　森本敏防衛相が垂直離着陸輸送機ＭＶ２２オスプレイに試乗したことを受け、１２機が強行搬入された米海兵隊岩国基地を抱える岩国市の福田良彦市長は４日、記者団に「安全性が担保され、不安が払拭（ふっしょく）されたということには決してつながらない」と述べた。

　福田市長は「大臣が訪米し、米側との協議や試乗をしたことに一定の評価はできる」とした上で、「いまは国からの情報提示を待ちたい」とした。

　安全性の判断について福田市長は「議会と相談し、市議会全員協議会などの場でしかるべき人から説明を聞きたい。地元が納得できる内容かどうかに尽きる」との考え方を示した。（酒井亨）

（２０１２年８月５日朝刊掲載）