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広島でアフリカ支援セミナー 28・29日に講演や討論

■記者 見田崇志

 紛争や貧困が続くアフリカへの支援のあり方を考える「対アフリカ人道支援セミナー」(外務省主催)が28、29の両日、広島市中区の広島国際会議場などである。国連機関や非政府組織(NGO)、市民らが講演やパネル討論で議論を深める。

 日本政府とアフリカ諸国が経済開発を議論した5月の「アフリカ開発会議」で採択した行動計画や、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の首脳宣言に盛り込まれた平和構築の必要性を訴えようと企画。6月の東京に続く開催で、来年2月には神戸市で開く。

 初日は広島国際会議場が会場。広島で被爆した丹羽敏之・国連児童基金(ユニセフ)前事務局次長らが、アフリカの課題や展望について基調講演する。パネル討論では、国連難民高等弁務官駐日事務所の副代表やマリの赤十字社名誉会長、広島県の担当者、広島市の高校生が人道支援の進め方について意見を交わす。

 29日は広島市留学生会館(南区)に会場を移し、広島からの支援▽難民や子どもの現状▽食糧高騰問題▽平和構築-など、テーマ別のパネル討論や講演がある。

 参加無料。ホームページや申込用紙による事前登録が必要。事務局Tel03(5966)5784=平日午前10時-午後7時半。

(2008年11月26日朝刊掲載)

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