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　廿日市市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」は１８日、三次市十日市西のみよしまちづくりセンターで県北地域世話人会の初会合を開いた。今後、会の活動を広島県内全域に広げる。

　岩国市の米海兵隊岩国基地へ空母艦載機６１機が７月以降に移転する計画を踏まえ、騒音被害の増加が予想される、三次と庄原市、北広島と安芸太田町の計７人が新たに世話人に就いた。

　世話人会には１１人が参加。坂本千尋事務局長（６４）が、世話人は住民から騒音の情報を集め、行政に対応を促す橋渡し役となるよう呼び掛けた。県西部以外にも活動範囲が広がることから、来年の総会以降、会の名称から「西部」を外す方針も決めた。（佐々木裕介）

（２０１７年４月１９日朝刊掲載）