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核禁止交渉会議に被爆者 派遣にクラウド資金 連絡会方針

 核兵器を禁止し、廃絶する条約の締結を求める署名活動に取り組む「ヒバクシャ国際署名連絡会」が19日、東京都内で会合を開いた。国連本部で6、7月にある「核兵器禁止条約」制定交渉会議に、広島、長崎の被爆者を派遣する費用を集めるため、インターネットで資金を募るクラウドファンディングを活用する方針を決めた。

 クラウドファンディングは100万円を目標に集め、今月中の開始を目指す。詳細は今後、詰める。

 会合では、6月中旬に交渉会議の議長へ署名を提出することも決めた。署名は2020年まで毎年秋に国連総会へ届ける予定だったが、3月の交渉会議で被爆者と懇談した議長から「次回会合に署名を届けてほしい」と要請があったという。

 連絡会は、日本被団協の提唱で昨年4月に始まった署名活動を推進する37団体で構成。この日の会合には26人が参加した。(田中美千子)

(2017年4月20日朝刊掲載)

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