×

ニュース

原爆・原発報道 期待や注文の声 中区でフォーラム

 日本マスコミ文化情報労組会議のフォーラムが5日、広島市中区のホテルであった。「原爆から原発 いまメディアに問われること」をテーマに報道のあり方を検証した。

 基調講演で評論家武藤一羊さん(80)が「日本の原子力開発は軍事的な目的を隠し、エネルギーや経済政策に見せかけてきた」と指摘。「民主主義の力が問われる」とマスコミへの期待を述べた。

 約100人が参加。パネル討議では武藤さんやジャーナリストたち4人が「過去の原子力報道の検証も必要だ」などと意見を交わした。6日は碑巡りなどをする。

(2012年8月6日朝刊掲載)

年別アーカイブ