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CTBT準備委事務局長が来訪 広島市長と会談

 包括的核実験禁止条約(CTBT)機構準備委員会のティボル・トート事務局長が5日、広島市役所を訪れ、核兵器廃絶への取り組みについて、松井一実市長と意見を交わした。

 トート事務局長は中国やインド、パキスタンなどのCTBT未批准国がアジア太平洋地域に多いと指摘。「条約発効に向け一歩ずつ批准国を増やしたい」と支援を求めた。松井市長は、自身が会長を務める平和市長会議の活動を通して協力する姿勢を示した。

 松井市長は被爆樹木の苗木や種を国内外に広める活動を紹介。トート事務局長は「平和の実現には多様な角度からの働き掛けが重要だ」と賛同し、連携を約束した。

 トート事務局長は6日の平和記念式典に参列するため、5日昼に広島入りした。

(2012年8月6日朝刊掲載)

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