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段原中生ら平和を誓う 原爆死没者慰霊祭

 広島市南区の段原中の原爆死没者慰霊祭が5日、同校であった。生徒や卒業生計約520人が正門近くの慰霊碑前に集まり、平和への誓いを新たにした。

 同校の前身は市立第一国民学校。式を主催した一高会原爆慰霊碑建設委員会の住川清事務局長が「一人一人が核廃絶のために努力しよう」とあいさつ。卒業生の献花に続き、生徒代表が、約7千羽の折り鶴をささげた。

 慰霊祭に先立ち、卒業生による被爆体験の講演もあった。3年の田嶋優生君(14)は「先輩方の体験を次の世代に伝えたい」と話していた。

(2012年8月6日朝刊掲載)

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