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ヒロシマ平和創造基金 公益財団法人に認定

 「ヒロシマ平和創造基金」(理事長・川本一之中国新聞社副会長)が6日、公益財団法人に認定された。広島国際文化財団(山本信子理事長)の取り組みを引き継ぎ、被爆体験の継承や国際交流などの平和活動を支援する。

 基金は2月に設立した。同財団から引き継いだ6事業の高い公益性が内閣府に認められ、公益財団法人に認定された。

 平和関連3事業のうち、「ヒロシマピースグラント」は、被爆体験の継承などに資金を援助する。被爆地の訴えをポスターで表現する「ヒロシマ・アピールズ」を主催。ひろしまフラワーフェスティバルも支援する。

 国際交流も3事業を手掛ける。「国際交流フェスティバル(ぺあせろべ)」、芸術分野の地元関係者への奨学金「ヒロシマスカラシップ」、国境を越えた平和活動への「国際交流奨励賞」がある。

 基金事務局は「ヒロシマの平和の願いを次代につなぐため、積極的に活動したい」としている。(下久保聖司)

(2012年8月7日朝刊掲載)

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