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「復興大使」が支援に感謝 福島の高校生2人訪問

 東日本大震災や福島第1原発事故からの復興を目指す福島県の今を伝える「うつくしま復興大使」の安達高3年鈴木花菜さん(18)=福島県本宮市=と湯本高3年五十嵐佑実さん(17)=同いわき市=が6日、広島県庁に中下善昭副知事を訪ねた。

 鈴木さんは「新エネルギーを開発するなど被害をプラスに変えたい」、五十嵐さんは「心温まる支援に勇気づけられている」と復興への決意を報告。

 2人は、広島市の松井一実市長が被災地に「私たちの心は、皆さんと共にある」と呼び掛けた平和記念式典に出席したことを伝え「福島を気に掛けてくれていることが伝わった」と感謝した。中下副知事は「一日も早い復興の助けになりたい」と励ました。

 復興大使は、福島民報社(福島市)が27人を選び、7月下旬に五輪を控えたロンドンを訪問。国内では広島を出発点に、全都道府県を回る。(新本恭子)

(2012年8月7日朝刊掲載)

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