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広島県原水禁 反核訴え チェルノブイリ事故31年

 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の発生から31年の26日、県原水禁が、広島市中区の平和記念公園で核兵器廃絶と脱原発をアピールした。

 正午すぎに原爆慰霊碑前であった行動に労組員たち約70人が参加した。県原水禁の金子哲夫代表委員は1986年のチェルノブイリや2011年の福島第1原発の事故に触れて原発再稼働を進める政府を批判。「核被害者との連帯を強化し、エネルギー政策の転換を広島から声新たに発したい」と呼び掛けた。

 雨天のため、予定した座り込みはせず、参加者は「核と人類は共存できない」と記した横断幕を立ったまま掲げた。全ての原発の再稼働と新増設に反対するアピールを、差した傘を高く掲げて採択した。(岡田浩平)

(2017年4月27日朝刊掲載)

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