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デンマークの合宿誘致 東京五輪 強豪呼び込め ハンド女子 広島市が方針

 2020年の東京五輪で、広島市がハンドボール女子のデンマーク代表の事前合宿誘致に乗り出す方針を固めたことが27日、分かった。16年リオ五輪の出場は逃したが、女子で五輪最多の3度の優勝を誇る強豪国。県ハンドボール協会と連携し、情報収集とPRを進める。(渡辺裕明)

 関係者によると、実業団の広島メイプルレッズが合宿中の練習相手になれる点がアピールポイント。1994年の広島アジア大会の会場になったマエダハウジング東区スポーツセンターがあり、施設の充実も売り込める。

 市内で毎年あるヒロシマ国際大会にデンマークのクラブチームが出場しており、競技関係者にも接触しやすい。ただ、強豪国が多い欧州の方がトレーニング相手を探しやすいため、五輪直前まで自国で調整する可能性もあるという。

 市は県協会を通じ、デンマークの連盟側に資料などを送付。その後、条件面などの交渉に入るとみられる。

 東京五輪の事前合宿で市は県とともにメキシコ選手団の誘致を進め、5月に基本合意協定を締結する見通し。メキシコのハンドボールは出場の可能性が低いという。

(2017年4月28日朝刊掲載)

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