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憲法守る重要性訴え 福山で纐纈さん講演

 日本国憲法施行70年を迎えた3日、福山市本町の市市民参画センターで、憲法を考える集会があった。山口大名誉教授の纐纈(こうけつ)厚さん(66)が講演し、憲法を守ることの重要性を訴えた。

 約130人が参加した。纐纈さんは「日本国憲法を守ってきたからこそ、戦後日本の平和がある」と強調。東アジア情勢や対米関係の現状を解説し「日本は率先して軍拡競争に歯止めをかけ、民衆同士の連携を深める必要がある」と話した。

 市民団体「STOP!『戦争への道』福山総がかり行動」の主催。同市東深津町の僧侶坂田光永さん(38)は「平和憲法を改正するのではなく、生かす道を探るべきだと改めて確認できた」と話していた。(高本友子)

(2017年5月4日朝刊掲載)

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