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ロングランヒット「20年に1本」 「この世界の片隅に」

 戦時下の呉や広島を舞台にしたアニメーション映画「この世界の片隅に」が全国でロングランヒットとなり、興行収入が25億円を超えた。広島市の上映館では歴代最高の観客動員数を更新中だ。

 中区で映画館「八丁座」と「サロンシネマ」を運営する序破急は、同作の観客動員数が3万人を突破したと発表した。過去最高は2013年公開の宮崎駿監督のアニメ「風立ちぬ」で約2万7千人だった。蔵本健太郎支配人は「予想していなかった。20年に1本の大ヒット」と驚く。公開から幅広い年代の観客が増え続け、ピーク時には満席が相次いだ。現在はサロンシネマで1日1回の上映を継続中で、「いけるところまで続けたい」と意気込む。(西村文)

(2017年5月6日朝刊掲載)

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