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空襲の悲惨さ 児童ら表現 福山で朗読劇と演奏会

 広島県福山市のNPO法人みらい福山は7日午後6時から、福山空襲をテーマにした朗読劇と、歌とフルートのコンサートを同市東桜町の県民文化センターふくやまで開く。

 朗読劇のタイトルは「炎の中の声『アキとサブ』」。小学生のアキが疎開先から戻った日、友達のサブたちと福山空襲で命を落とす物語だ。

 メンバー15人と同市の南小児童18人が出演。脚本を書いた大元光代理事長(68)は「空襲の悲惨さを風化させない」と話す。

 当日は他にも、オリジナルの詩の朗読や同市内のソプラノ歌手たちによる演奏などがあり総勢約50人がステージに立つ。サブ役で一部出演する通山大史君(10)は「戦争の悲しみを体いっぱい表現したい」と意気込む。500円。みらい福山Tel084(978)0770。(東谷和平)

(2012年8月7日朝刊掲載)

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