×

ニュース

核なき世界 人づくり 広島県講座 2期生募る

 広島県は8月から来年2月にかけ、核兵器のない世界の実現に貢献する人材を育てる連続講座「グローバル未来塾inひろしま」を開く。昨年度に続いて2回目。高校生や高専生、中等教育学校の後期課程の生徒が対象で、受講生20人程度を全国から募る。

 講座は、8月9~11日に東広島市で行う2泊3日の宿泊研修と、広島市での計7日の研修、1月4~10日にフィリピンでの海外研修がある。塾長を務める大島賢三・元国連事務次長たちが、原爆投下による広島の被害や復興のほか、核兵器禁止条約の制定に向けた交渉会議など核軍縮を巡る動きを踏まえた国際情勢について講義する。

 英語でのスピーチやディスカッションによる演習もある。フィリピンでは国際協力や開発支援を行う団体の視察などをしたり、現地の高校生と国際平和について意見交換したりする。

 国内研修は無料で、海外研修は渡航費約14万円が必要。6月5日までに申込書を県平和推進プロジェクト・チームに持参か郵送で提出する。書類審査と面接を経て7月中旬に参加の可否が決まる。同チームTel082(513)2366。(高橋穂)

(2017年5月10日朝刊掲載)

年別アーカイブ