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笠岡で「ヒバクシャ署名」 市民の会 核廃絶条約締結求める

 6月に米ニューヨークの国連本部で始まる「核兵器禁止条約」制定交渉会議に向け、核兵器を禁止し、廃絶する条約締結を全ての国に求める「ヒバクシャ国際署名」を集める活動が笠岡市内で進んでいる。8日夕には、市民団体の10人がJR笠岡駅前で募った。

 市非核平和都市宣言啓発実行委員会や市職労など7団体でつくる「署名をすすめる市民の会」が4月中旬に開始。初の街頭活動となった8日は「北朝鮮の核所有が取り沙汰される中、条約制定は重要」「被爆者は核兵器廃絶を願っている」と呼び掛け、86人分を集めた。

 同会の原田毅会長「市内にも被爆者の方がいる。核兵器廃絶への思いを市民と共有し、世界に届けたい」と訴えた。(谷本和久)

(2017年5月10日朝刊掲載)

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