×

ニュース

原水禁 長崎大会始まる 原発風評対応など採択

 原水禁国民会議などの原水爆禁止世界大会は7日、長崎市に舞台を移した。長崎大会の幕開けイベントとして原水禁と連合、核禁会議が共催する「核兵器廃絶2012平和ナガサキ大会」があった。脱原発を掲げる原水禁は、これに先立ち独自の集会を開いた。

 平和ナガサキ大会には、4500人(主催者発表)が参加した。核兵器廃絶や被爆者支援の充実に向けた取り組みの強化、福島第1原発事故による風評被害への対応などを柱とするアピールを採択した。

 原水禁と、電力総連などが加盟する連合、原子力の平和利用を推進する核禁会議は、原発への対応で足並みがそろっていない。原水禁は平和大会とは別に独自集会を開催。参加者は市内をデモ行進して「原発はいらない」と訴えた。

 長崎大会は8日、脱原子力などをテーマに分科会での討論を続ける。日本原水協などの世界大会・長崎も8日に始まる。(加納亜弥)

(2012年8月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ