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「平和の火」 福岡県星野村から広島平和公園へ

■記者 久行大輝

 原爆投下後の広島の焼け跡の残り火とされ、福岡県星野村で保存されている「平和の火」が28日夜、広島市中区の平和記念公園の韓国人原爆犠牲者慰霊碑前で、約百本のキャンドルにともされた。

 大阪の市民団体「キャンドルナイトワンピース」が企画した。今月中旬に星野村で採火。その火を携えて平和を祈る船旅を神戸からスタートし、韓国・釜山での平和イベントを経て締めくくりの広島に到着した。

 若者や在日コリアンたちがキャンドルを手に持ち、平和への思いをめぐらせた。「命の重みをかみしめたい」と代表の吉沢武彦さん(30)。幻想的なムードの中、気持ちを一つにした。

(2008年11月29日朝刊掲載)

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