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グラウラー飛来 前倒しを認める 在日米軍「運用上の理由」

 在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)は25日、米海兵隊岩国基地に27日から一時配備するとしていたEA18Gグラウラー電子戦機が24日に4機飛来したことについて、「運用上の理由により、24日から開始した」と、前倒しでの配備を認めた。25日には新たに2機が飛来し、予定の6機がそろった。計画変更について事前連絡はなく、山口県と岩国市は迅速な情報提供を国に求めた。

 同市基地政策課によると、中国四国防衛局から「グラウラーが一時展開を始めた」と連絡が入ったのは、4機の到着から7時間以上たった24日夜。25日は午前中に2機の飛来について県と市に連絡があり、午後3時すぎに到着した。

 上京中だった村岡嗣政知事と福田良彦市長は、事前通告がなかったことについて遺憾の意を表明。面会した若宮健嗣防衛副大臣に速やかな情報提供を求めた。

(2017年5月26日朝刊掲載)

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