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被爆者派遣費 157万円集まる 核兵器禁止条約交渉

 米ニューヨークの国連本部で6、7月にある「核兵器禁止条約」制定交渉会議へ被爆者を派遣するため、インターネット上で資金の提供を募ってきた「ヒバクシャ国際署名連絡会」は30日、当初目標の100万円を上回る157万7千円が集まったと明らかにした。

 同会は被爆者3人の現地派遣を目指し今月1日、ネット上で小口資金を集めるクラウドファンディング(CF)を開始。17日に100万円に達した後は、追加派遣を目指し、目標額を50万円上乗せした。29日に締め切り、計221人から資金が寄せられた。

 資金は広島県被団協の箕牧(みまき)智之副理事長たち被爆者4人の渡航費や滞在費に充てる。4人は会議に出席し、議長や各国代表とも懇談する予定。同会は「予想以上の支援が得られ、核兵器禁止を願う市民がいかに多いか再認識した」としている。

(2017年5月31日朝刊掲載)

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