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ミサイル想定27日放送訓練 岩国市 初めて

 緊張が高まる北朝鮮情勢を受け、岩国市は6月27日に弾道ミサイル飛来を想定した防災行政無線の放送訓練を実施する。市によると、北朝鮮からのミサイル発射に備えた初の独自訓練となる。

 訓練は同日午後3時から。ミサイル発射後に国が全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じて発信する音声を、全市の防災行政無線の屋外スピーカーと屋内受信機(デジタル機器のみ)で放送する。実際は携帯電話に緊急速報メールなども配信されるが、今回の訓練では活用しない。

 北朝鮮は今年既に9回の弾道ミサイルを発射。在日米軍基地が攻撃対象とも報じられ、米海兵隊岩国基地を抱える岩国市民に不安が高まっている。市危機管理課は「ミサイル飛来時の警報を知ってもらい、いざというときの行動につなげてほしい」としている。(松本恭治)

(2017年5月31日朝刊掲載)

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